私が実際に作ったトッポンチーノ

トッポンチーノってなに?

”背中スイッチ”ということばをご存じですか?

赤ちゃんは、これでせっかく抱っこして寝ていても、お布団に置いた途端泣いてしまう・・・これです。

トッポンチーノは、”抱っこ布団”と言えるでしょう。

このお布団のまま抱っこすると、俗にいう背中スイッチがONされないと言われています。





モンテッソーリ教育では、「いつも同じ」という環境を大切にします。

つまり、産まれた赤ちゃんにとって、「いつもこのお布団がある!」と、安心すると言われています。そこには、”ママの香り”が染みついていることで安心感を抱くのです。

まず、新生児の身体の機能で一番最初に働いているのは、”鼻”です。目は見えていないので、自分の鼻で匂いをかぎ分けて情報収集をしていると言われています。

そのため、トッポンチーノにママの香りが染みついていると、例えば、ママの代わりにパパがトッポンチーノごと抱っこしても、泣かないと言われています。

赤ちゃん本人だけでなく、ママも、手を放すことができるという安心できるものになるかもしれませんね。

材料

  • お好みのダブルガーゼ生地(カバー用)
  • もう一種の、少ししっかりとした生地(お布団用)
  • 布団綿(アクリルではなく綿)
  • 飾り用レース




オーガニックコットンがおすすめ
天然綿にこだわりたいです
100円ショップで手に入ります

主な材料は以上です。





実際に私が使用したもの

まず、生地は”オーガニック”を選びます。これは、わかりやすく、赤ちゃんの肌にとって最良だからです。化繊は、敏感な赤ちゃんにとってはよろしくないとされています。





お布団用の生地は、ガーゼでない方が、おすすめです。

綿で、ガーゼより、少ししっかりした生地をおすすめします。

私は、防虫にも強い生地を選びました。お布団にダニなどを発生させたくないものです。





大切なのが、お布団の綿です。まず、アクリルは避けます。それは、通気性の問題です。

赤ちゃんは、熱を持っていますし、自分で体温調整が難しいので、背中が汗でびっしょり・・・なんてことにさせないようにしたいものです。





しかし、アクリルにもメリットはありますし、天然綿にもデメリットがありますので、ご自身のご家庭環境や生活スタイルに合わせて選択してもいいかと私は思います。

「これじゃなきゃダメ!」とはしたくないものですよね。





ちなみに、飾り用に”レース”を使いました。これは、トッポンチーノの上下の目印にする目的があるようです。そのため、ご自身で工夫して別の方法をとってもよろしいかと思います。





最後に、私は、ワッペンを付けました。これは、少しかわいいポイントを添えたいなという想いからですので、こちらも選択くださいね。

手順

はじめに。

トッポンチーノの型紙は、Web上で検索すると出てきます。

本サイトでは、私が実際に作ってみて、「ここを詳しく載せてほしかったな」と感じた点を写真付きで、且つ、他のサイトには書かれていない、細かいコツを添えるように掲載しております。





1:ガーゼ生地の水通しをします。天日干しをしますが、カピカピになるまでは干しません。アイロンをかけ、しわを取ってから制作に取り掛かれます。

2:お布団生地は、二つ折りし、裏表同時にカットできるように待ち針を留めてセットします。

型紙にそってカットラインをチャコペンで描きます。

2’:カットしたらこうなります。チャコペンラインは仕上がり線なため、その約1センチほど外側サイズでカットしましょう。

仕上がり線でミシン掛けします。

縦のストレートラインの片側は、綿の通し口として、縫い合わせずに開けておき、アイロンでくせづけしておきます。(仕上がりをよりきれいにするためです)

3:カバー生地もカットしますが、こちらは、裏表の仕上がりサイズ/形状が異なるため、重ねず3パーツにカットします。

2つに分かれている面は、お布団通し口のストレートラインに、ほつれないよう、ミシン掛けしておきます。

4:上部パーツには、写真の向きでレースを取り付けます。

5:カバーパーツ3種を写真の向きでセットし、縫製します。

カバーはこれで完成です!

6:お布団綿を写真のように、お布団生地を乗せてサイズの調整をしていきます。綿のサイズ感は写真を参考にしてください。

売られている綿を3つ折りに重ねています。

7:6でカットした綿を、重ねているため、ずれないよう、手縫いで留めます。

8:先に作っておいたお布団の生地に入れます。

8’:綿の通し口は、ここで縫い閉じます。

9:お布団の生地ごと、7のように手縫いで留めたら、お布団の完成です。

感想

作ってみた正直な感想です。





裁縫を特に専門的にやってきたわけではない私としては、直線部分も多いですし、難易度としては高くはないと思えます。





制作時間は決して短くはありませんでしたが、何よりも、仕上がりを見て、

「こんなに小さいんだぁ」と、

ここに乗る赤ちゃんのサイズを想像すると感慨深く思えました。

トッポンチーノの効果

私の出産はもう間もなくです。

実際に使用してからその効果をまた追記したいと思います。(2021/10/16)





モンテッソーリ教育について

産まれた直後から、やれる範囲内で我が家は取り入れていこうとしています。

そのため、出産前に、新生児に使用する教具類を前もって制作し、準備してきました。

現在は、主に”モビール全種”の作り方を写真付きで掲載しております。

BLOG内の”手作り”ページにございますので、こちらも参照くださいませ。

赤ちゃんが心地いいと、ママも心地いい。だからまた、赤ちゃんも心地いい・・・そんなサイクルを作ることができるのもモンテッソーリ教育