八方体・モビールって何?

モンテッソーリ教育では、赤ちゃんの発達/発育に沿って、モビールを使い分けていきます。

八方体・モビールは、前回投稿した”ムナリ・モビール”の次段階に使用する2種類目のモビールに当たります。

ムナリ・モビールと比べ、

  • 色が付いた
  • 立体的になった

ことが、赤ちゃんが成長している指標となります。





モンテッソーリ教育の”モビール”に対する意味、理由、目的は、前回投稿したムナリ・モビールと同様です。

機械的に動くメリーに対し、アナログ的に動くモビールこそ、赤ちゃんの成長促進誘導ツールです。





ちなみに、モンテッソーリ教育の教具類に、定まった「何歳になったら使う」という概念はないのですが、およその目安は設けられています。

八方体・モビールは産まれて6~16週目辺りに使用していくものとされているので、ムナリ・モビールから切り替える目安としてみてください。

少し専門的な表現をすると、これらモビールは、

ヒトの”視覚野”の機能に関連していく重要なものです。

そのため、発達/発育時期の赤ちゃんに、効果的なものを提供する重要性がわかりますよね。

材料

  • 八方体・モビールの型紙(Web上に出てくるもので可)
  • 画用紙・・・各1枚
  • ホログラムの用紙・・・3色分(折り紙など)
  • 竹ひご・・・25センチ×1本、15センチ×1本
  • クリップ・・・3個
  • タコ糸・・・適量
  • 手芸糸、テグスなど必要に応じて




入手の仕方

私が使用したものは、





  • 竹ひご・・・ホームセンター
  • ホログラムの用紙・・・Seria




商品詳細を記載します↓

Seria|きらきらオーロラシート





ムナリ・モビールの時と同様、100円ショップで竹ひごは売っていますが、長さに注意が必要です。25センチでしたら、100円ショップで取り扱っている竹ひごが使えそうです。

その他の全ての材料も100円ショップで手に入るので、ムナリ・モビール制作材料に比べ、八方体・モビールは作りやすいかと思います。





本には載っていない、私からの注意

竹ひごに吊り下げる糸の取り付け方に関しては、ムナリ・モビールと同じことが言えます。

その他に、本や別サイトでは特に推奨していないかと思いますが、私は、一手間かけて画用紙を使用しています。その理由は、丈夫さ!

型紙に合わせて画用紙を切り、その上にホログラム用紙を貼って仕上げています。

また、八方体と糸のつなぎ方にも一手間加えています。後に記述する工程内で写真を使って説明していきます。

手順

1:使用した材料は写真の通りです。

竹ひごは材料に載せた通りの長さにカットしておきます。

2:画用紙を型紙通り切ります。

3:型紙通り、折れ線をつけておきます。この時に、カッターの背を使うなど、確実な折れ線を付けておくことが必要です。一手間ですが、頑張りましょう!

4:ホログラム用紙(私の場合はきらきらオーロラシート)を画用紙に貼り付けます。糊付けし、乾いてから画用紙に沿ってハサミで切っていきます。

5:もう一度、画用紙に2でつけた折れ目をオーロラシートにもくっきりつけていきます。

6:折れ目通り、立体に仕上げていきます。一か所、紐を通すため、残しておきます。

7:紐の取り付け方が私なりのおすすめポイントです!

上記写真でも載せていますが、クリップに糸を結んでおきます。

このクリップが、糸だけに比べ、”ひっかかり”になるはずです。

やはり、一手間ですが、頑張りましょう!

8:八方体を3個(3種類)組み立てたら、竹ひごに結んでいきます。

ムナリ・モビールと同様、吊るす糸の長さにも規定があるので、できるだけ沿っていきたいですね。

実際の動きのサンプル

私の作った八方体・モビールの実際の動きの動画をInstagramにアップしています。

動画編集時に音楽を付けていますが、もちろん、八方体・モビール自体には音はついていません。

Instagram→@kidsyoga_yogitz 

に載せているのでご覧くださいませ。

※動画は音が出ます。音量にご注意ください。





ムナリ・モビールに比べ、作り方も簡単でしたし、制作時間も短く、大変シンプルなものではありますが、このキラキラしたシンプルな形が自然風に乗ってイレギュラーに動く動きが、やはり、大人の私でも癒されます。

こどもたちは、目に見えている外側の成長だけでなく、身体の働き/機能/仕組みの部分の成長もあることを大人は理解していきましょう