マタニティヨガポーズの解説

【36週の要素】

①内太腿をしめる

②お尻の筋肉を使う

③太腿前側を鍛える

④手首のケア

⑤骨盤を安定させた座り姿勢

⑥内太腿を締めながらの骨盤運動

⑦内太腿をしめながら上半身を伸ばす

⑧骨盤を安定させた休息

⑨内太腿をしめながら肩関節肩甲骨を調整

⑩股関節を内側にしめる

⑪太腿前側を鍛えながら裏面のストレッチ

⑫ソフトなスクワット

⑬休息

  実践しましょう(効果解説)

太腿の間にヨガブロックを挟み、”しめる”筋肉を必ず使わせて立ちましょう。

骨盤が緩みすぎてしまうことが、鼠径部や恥骨部の痛みを生みます。


腰骨の横一直線を意識し、お尻のお肉を小さく引き締める使い方をして踏み込みます。

左右ずれている動きは逆に大変危険です。

お尻の筋肉を使わせることで骨盤が安定できます。


手の下にボルスターやクッションがあると、妊婦さんの手首の保護にもなります。

太腿の前側を鍛えることが、骨盤の安定及び鼠径部や恥骨部の痛み解消につながります。


使った後は必ず手首ケアをしましょう。

妊婦さんは、関節が弱いです。手首のケアは欠かさずに行いましょう。


肩回り、上半身のケアをします。

必ず骨盤の左右バランスと重みを保つため、お尻が浮かないように意識をしましょう。


産院などでも必ず推奨される運動Cat&Cowを、太腿の間にブロックを挟みながら行います。

内太腿をしめることは、鼠径部や恥骨部の不調に欠かせません。


⑥と要素は同じです。全身でぐるぐる回ります。

陣痛、いきみ逃がしの運動になり、陣痛本番にでも活用できます。


後期の妊婦さんは、必ずお休みを挟みます。お尻の下はブロックを入れます。

休息でも、骨盤の揺れを起こさないよう、お尻の重みを意識して座ります。


内太腿を寄せる動きを取り入れながら、上半身のケアを行います。

鼠径部や恥骨部の痛みのある人は、開脚は行いません。


足を内側に倒します。

開脚の逆の動きを取り入れることで、鼠径部や恥骨部の痛み対策をします。


太腿の前側を筋肉を鍛えます。お尻はどっしりと。

ベルトや紐など、道具を効果的に取り入れ、脚の裏側のストレッチも行いましょう。


妊婦さんに欠かせないスクワットです。

鼠径部や恥骨部の痛みがある場合は、自力でスクワットをしては危険です。クッションなどを必ずお尻の下に使いながら、スクワットの”形”を取り入れましょう。


呼吸、休息を取り入れます。

ボルスターやブロックを積極的に使い、股関節周辺の重み、安定性を優先します。

注意事項

鼠径部や恥骨部の痛みのある方の行うマタニティヨガは、以下が痛みや更なる揺らぎを生むため、意識して行わないように気を付けましょう。





  1. 開脚しないこと!
  2. 左右アンバランスな動きをしないこと(片足立ちもNG)

後期になると、骨盤は出産のためにあえて緩みます。その緩みが不調を感じさせる大変難しい時期です。最新の注意を払いましょう。