私が作った3種類のキャンディスティック

キャンディスティックって何?

モンテッソーリ教育の新生児の教具の一つ、”キャンディ・スティック”。キャンディ型のニギニギ/ガラガラに当たります。

赤ちゃん向けニギニギ/ガラガラは、おもちゃ屋さんにたくさん売っているものですが、新生児の手の大きさに適しておらず、大きすぎるとされています。

赤ちゃんにとって、ちょうどよい太さや柔らかさを与えてあげるには、この”キャンディ・スティック”を是非手作りしてみましょう!

材料

必要とされているもの





  • お好みの布(生地)・・・9センチ×5センチ ほど
  • お好みの詰め物・・・適量




必要なものはたったこれだけです。





本には載っていない、 私が実際に使ったもの

  • ダブルガーゼ生地3色
  • 詰め物・・・①綿 ②鈴 ③セロファン

私は、3種類を作りました。





入手の仕方

私が使用した詰め物は、100円ショップで手に入れました。

生地は、別途先に作ってあった”トッポンチーノ”で余ったガーゼをしようしています。

質にこだわりが無ければ、ダブルガーゼ生地自体は、やはり、100円ショップで売っています。

全て特殊な材料がないところも、実践しやすいポイントだと思います。

本には載っていない、私からの注意

作りながら個人的に気を付けた方がいいと思ったことを挙げます。

<赤ちゃんの詰め物の誤飲>

本などにおすすめされていたので、最初は”小豆”を入れようとしました。しかし、手作りだったので、自分の縫製でもしものことがあったらと思い、念には念をでセロファンへと変更しました。

ちなみに、お米、小豆・・・などが本などではおすすめされています。

ご使用の際は、頑丈にビニールなどで閉じる、そして、使用生地も固く強いものの方がいいかもしれませんね。

私は、手触り重視で、あえてダブルガーゼを使用しました。





鈴を入れる際、私はプチプチで頑丈に巻きました。

<詰め物を詰めすぎる、タイトすぎる>

中身を入れすぎると、音が出にくいです。また、固くなってしまうので、せっかくのキャンディ・スティックの適度な柔らかさが損なわれてしまうので、緩めがいいですよ。

手順

  • 短辺側を、ほつれ防止でミシンがけする。
  • 短辺側に対して、二つ折りし、中表で長辺側をミシンがけする。
  • 表側にひっくり返す。
  • 口の開いている片側を先にキャンディ型に手縫いでとじる。(上から約4センチくらい位置を目安に、縫い目は荒い方がいいです)
  • 4の糸を、ギュッと絞る。5,6周糸を巻き付け、最後に巻き付けた箇所に針を通して縫い終える。
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    • 詰め物を詰める。綿以外の物は、袋に入れるなど、上記に説明したように誤飲防止を徹底してくださいね!
    • 反対側も4,5の要領で閉じる。

    ~完成~

    実際の音のサンプル

    私が作った音の出る2種類は以下です。

    1. 鈴バージョン
    2. セロファンバージョン

    こちらをそれぞれ、どんな音になるか、参考までに紹介いたします。

    Instagram→@kidsyoga_yogitz 

    に載せているのでご覧くださいませ。

    ※動画は音が出ます。音量にご注意ください。

    キャンディ・スティックの効果

    この記事を書いている現在は、私は妊娠中です。

    実際のわが子で効果のほどを出産後、検証させていただきたいと思います。

    完成したものを大人の私が自分で持ってみても、綿は握るとちょうどよく細くなると感じました。詰めすぎると固く太いままになってしまうので、綿も緩めがおすすめです。

    私のキャンディ・スティックを作った理由

    「既製品では、成長のサイズに合っていない」という点が、一番の作ろうとした理由です。

    モンテッソーリの教具は、特別な物に見えて、実は、ヒトの成長/身体の仕組みに大変理にかなっているものだと私は考えます。

    こどもたちのおもちゃや洋服を大人目線の「かわいい」で購入しないことが大切だともされています。

    もちろん、巷ではやっているおもちゃや洋服も上手に取り入れながらも、こどもの成長はその時その時が貴重な時間です。その時に必要なもの/ことが何なのか、こどもたちを常に観察し、大人が成長段階を逃さず、より成長を促してあげられる環境づくりをしてあげたいものですね。

    こどもたちに、ただ与えるだけでなく、成長段階を逃さないよう環境を整えてあげる、それが大人の役割です