材料 ①ダブルガーゼ生地2種(…
ベジタリアンについて考える
健康食志向が高まる中で、”ベジタリアン”というワードが広くいきわたっている昨今だと思います。
しかし、このベジタリンの意味を正確に知っている方ばかりでないと思います。
なぜなら、「ヨガをやっている」ということで、=ベジタリアンと結び付けられがちな自身の経験があるからです。
答えから解説です。
【ベジタリアン広義のグループ】
①一切の動物性を摂らないタイプ
②菜食に動物性を制限を設けて摂取するタイプ
まず、この二つに分かれます。
そして、②にはさらにグループがあります。
【ベジタリアン狭義のグループ】
②-A 菜食+乳製品を摂取するタイプ
②-B 菜食+乳製品と卵を摂取するタイプ
②-C 菜食+乳製品と卵+魚を摂取するタイプ
つまり、”ベジタリアン=野菜しか食べない人”ではありません。
タイプ別ベジタリアンの呼び名
では、ここで、上記に挙げたタイプ別ベジタリアンの呼び方を説明いたします。
①ヴィ―ガン
②-A ラクトベジタリアン
②-B ラクトオボベジタリアン
②-C ペスカタリアン
ちなみに私は、ヴィ―ガンだった経験もありますが、現在はヴィ―ガンではありません。
そこには、「何となくスタイリッシュだから」のような理由付けの無い食生活を推奨しないからです。
答えから言うと、ヨガをやっているヒトが全員ベジタリアンなわけではありません。
私の友人や先生の中にも、お肉を摂取する方なんてたくさんみえます。
ヨガの教えの食生活
ヨガの教えの中でも、食生活の智慧があります。
それは、ヨガを学んでいる方以外には聞きなじみのないワードだと思いますので簡単にご案内です。
①サットヴァ的 食べ物(食べ方)
②ラジャス的 食べ物(食べ方)
③タマス的 食べ物(食べ方)
上記の3ワードは、食事に関してだけ使われるものではありません。(詳しくはあえて割愛いたします)
ヨガの教えの中で推奨する食生活は”サットヴァ 的 食べ物(食べ方)” です。
簡単にいうと、ピュアなもの。
逆のワードだと、例えば、加工食品はサットヴァではありません。
どんな食生活を選んだらいいのか?
私は、ヨガを始めてなんとなく食生活に自然と意識し始めるようになりました。
ヨガを始めると、身体への意識が高まるので、食事などにも自然と意識がいくのはよくあることです。
なんとなく「野菜を食べることにしよう」と意識はしていたものの、根拠などはなかったです。
しかし、ヨガの学びを深める中、順番としては、上記に挙げた”サットヴァ・ラジャス・タマス”の考えの方を先に理解しました。ベジタリアンに種類があったことは、その後に知った、そういった順番でした。
つまり、もしかしたら、これを読んでいただいている方の今がそうかもしれませんが、
私は、”サットヴァ・ラジャス・タマス”の考えの方 と”ベジタリアン”の考え方に混乱を感じた時代があったのです。
ただ一つ、こちらも逆の言い方をするならば、どちらの考え方も、
「化学物質ガンガンな食べ方はおすすめしていない」ということだけは、明確ですね。
では、どういった信念のもと、食生活を考えていったらいいでしょう。
まずは、今お伝えした通り、
「自分なりの信念」が必要です。
「トレンドだから・・・」などだと、矛盾が生じていきます。つまり、続きません。
そして、実際にそれを考えていく必要がある状況下の方もいると思います。
私の経験談です。
私は、ニューヨークにしばらく住んでいた時代がありました。
国民の食べ物への意識は、基準が異なるためもあり、日本人とは異なります。
例えば、使える化学物質や農薬問題だとか。
今現在は、詳しくはわかりませんが、
当時、私は、ニューヨーク在住の友人(アフリカ系アメリカ人)に、何も考えず、
「ラーメンを振舞おう!」と作り始めました。
日本人なら、「トロトロ卵」という状態を宣伝文句になるくらい、そそられる状態ですよね。
そう、気を利かせて”半熟卵”を載せた途端、
物凄く怪訝な顔をされました!!
もう一度、念押しです。今現在は、当時と変わっているかもしれませんが、
当時、彼らに「半熟卵を食す」という概念がありませんでした。
なぜならば、売られている卵には、熱をしっかりと入れる必要があるものだったからです。
日本にいると、当たり前のように安全を保たれているので、意識をしたことがありませんでしたが、
アメリカは違ったのです。
私は、そこで、”食の安全”というものを意識する食生活を必要に迫られて選ぶ状況下に置かれたのです。
つまり、昨今良く聞くワード、
”オーガニック”
です。
ヨガをしていく上で検討したい食生活
私が食生活の混乱を起こした際に、私のヨガの恩師に言われた言葉が一番しっくりきています。
「自分が心から楽しめている食べ方であること」
それは、少し話を戻すと、”サットヴァ的食べ方”になります。
”サットヴァ・ラジャス・タマス”は、性質を指すワードであり、
つまり、例えば、「何となくトレンドだから・・・」などで選択していると、
「本当はあれ(例えばお肉)が食べたいのに我慢をしている」という状態になっているはずです。
この時の感情を考えてみましょう。
我慢というと、きっとイライラしていたりするはずです。
その”イライラした感情”というのは、”ラジャス的感情”になります。
ラジャスはヨガの教えの中では目指しません。
ヨガでは、肉体とこころは相互作用があると考えます。
”我慢”があっては、こころがピュアではなくなりますよね。
そうすると、肉体にも我慢からくる作用がでてくるものでしょう。
「信念が必要」と掲げた理由はそれです。
”菜食主義”というのは、言葉のごとく”主義”及び”信念”を指すはずです。
例えば、「サットヴァ的食生活を意識しよう!」とするならば、
決して「お肉を食べてはいけません」とは言っていないので、
”オーガニックのお肉”を選ぶことができます。もちろん、付随して卵や乳製品も。
「私たちの身体は、食べ物でできている」
今一度、これを起源に食生活の見直しをすると、ご自身の方向性が見えてくるのではないでしょうか。