Illustrated by AYAKA

現場で見える発達障害の子

近年、色々な形で話題になる”発達障害”についてです。





YOGITZのキッズヨガは、所謂、幼稚園/保育園や学校とされる場所で、授業の一環に導入いただいています。

ここでは、あくまでもそういった場での実情を説明いたします。

※特定の”療育”という現場での授業は別とします。





よく、





「発達障害の子はクラスに○人の割合で存在する」





と、書籍やWeb上で表現されていますが、やはり、その数字は間違いではないのが現実です。

つまり、珍しいことではありません。

実際の”園”での発達障害の子への体制

多様性をかかげることが必須な現代です。

しかし、実際には入園案内で”障害児の受け入れ可否”の欄が園探しの情報頁に掲載があるのも確かです。

そこには、彼ら本人の安全性を優先するためと私も説明を受けています。





実際に、退園を懇願されたこどもたちも目にしています。

逆に、「他では一切受け入れてもらえなかった・・・」と最後の砦として入園を希望する親御さんを思って、完全に受け入れる園もあります。

私が長年、幼稚園/保育園に携わってきたことで現場がみえてきたのですが、養護学校や療育施設でない限り、職員の皆さんは、特別に”発達障害の対応”を学んでいるわけではありません。

また、特別に担任する制度もありませんので、受け持つことの責任の取り方は園様々でしょう。

これは、園の方針による違いです。

指導が守る実際の”キッズヨガの授業”での発達障害の子への対応

私のキッズヨガの授業では、あくまでも上記に説明した”園の方針”に沿ったクラス人員が生徒さんです。

ここで重要なのは、これからキッズヨガインストラクターを目指し、現場に出ようとする皆さんには、”正しい選択”をご自分でする必要があるということです。





「こどもの安全を守るために、自分にはこの子は担当できないと感じたら、不安なまま担任するのではなく、必ず報告、相談をしてください」





それぐらい、”こどもたちを担当する”ということは責任があります。

一般的な園では、実際、教諭/保育士さんですら、担当を外れる決断をされる方も見てきたほどの事態です。

では、私が経験してきたキッズヨガの授業での対応は、どんなものがあったかを具体例を挙げたいと思います。

実際の”キッズヨガの授業”での発達障害の子への対応方法

まず、前提に、私の担任する授業は、あくまでも「受け入れる」であったことをベースにご紹介します。





「発達障害の子専用に、教諭/保育士がつきます」





実際に、この形をとっている環境が多かったですし、理想形と言えます。(上記に述べました通り、専用というのは、”専門家”という意味ではありません)

その理由は、





  • 彼らには、肉体的に補助が必要だから。
  • 彼らには、”全体”の中への問いかけが入りにくい場合があるから。




大きな理由はこれらです。

一つ目は、ADHDの子などに多いです。教室を走り回り、皆の間をかき分けながら飛び出してきてしまう、もしくは教室を飛び出ていくなどの行動があるため、遠くから声掛けでサポートではなく、完全な隣で肉体的な補助が必要です。

もしくは、集中ができない子の場合も、完全な隣での補助が必要になることもあります。





二つ目に、一般的な授業風景をイメージいただければ結構ですが、先生が離れたところから全体に語り掛ける、問いかけると、生徒の一人一人は「○○さん、どう思っている?」と名指しをしなくても、自分に言われていることを認識できますが、

彼らは、自分に言われていると、感じにくいことが多いからです。

そんな時、すぐそばで「あなたに言われているんだよ~」と補助が出ます。

つまり、「あの子はみんなとおなじができないからこっちで別で・・・」ではなく、

ここでは、他の子と同じ環境下に参加できる工夫があるのです。

発達障害の子の対応も、YOGITZで学べます

~インストラクターに限定せず、発達障害について学びたい生徒さんもご参加ください~